ごはんを炊く時に欠かせないのが水です。そば打ちにこだわる人は、水の質にもこだわります。同じように、おいしいご飯を炊くなら、水も選びたいものです。
普段私たちが使っている水道水は、消毒のためにカルキが入れられ、そのために独特の匂いを感じる場合があります。最近の水道水は技術なども進み、カルキ臭の少ない水が増えているようですが、念には念を入れて、ごはんを炊く時に使う水は一晩程度くみ置きした水を使いましょう。できれば、お米を洗うとき(コラム2回目をご参照ください)もこの水を使います。
もっとこだわって、ミネラルウォーターを使って炊いている人も増えているようです。ごはんにミネラル分を増やすことにもなり、さらにおいしくいただけそうです。ミネラルウォーターはミネラルを多く含む硬水と、それほど多くない軟水の2種類がありますが、ごはんを炊く時に良いとされているのは軟水の方です。主に硬水は外国産が多く、日本産は軟水が多いという特徴があります。日本の水で育ったお米にはやはり、炊く時も日本の水が合うということなのでしょう。