素材選びは、加島屋の出発点です。素材の吟味においては決して妥協しないことを、常に心がけています。そのために、材料となる鮭、筋子、鱈子、数の子といった素材選びには心を配り、よりよいものの確保に努めています。
満足できる原材料を求めるために、毎年社員が北海道をはじめ、アラスカやカナダなどの国々に出かけ、現地の人々の協力を得て、自分たちの目で確かめ加島屋の製品づくりに最も適した素材を選び抜きます。このように、私たちが遠く外国の産地にまで足を運ぶのは、よい素材選びと鮮度を最大限に保つことに尽きます。品質管理をいかに徹底するかという、大事な作業があるためなのです。
こうした妥協しない素材選びは、時には現地の人々に無理なお願いをすることもあります。多くの人々の協力があってこそ、加島屋の味づくりが成り立っているのです。